ブートキャンプへ中級
売れるアイデアの見つけ方
ひらめきを待ちません。需要の証拠を集めて、アイデアひとつに丸を付けるまで
完成すると手に入るもの
需要の証拠に裏づけられた自分のアイデアひとつ、そしてスタジオで作った1枚の企画書
必要なもの
VibeCampusアカウント(無料)必須
コミュニティとファンディングマーケットを実際に調査し、スタジオの質問ビルドを使うために必要です。
(推奨)起業用語の完全攻略任意
ターゲット、仮説、キャンペーンといった言葉を知ってくると、このコースの調査作業が2倍速くなります。
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2週間後、ノートに丸ひとつ
2週間後のあなたのノートを、先にお見せしましょう。アイデアが10個書かれていて、そのうち9個には線が引かれています。残ったひとつには丸が付いていて、その横にはこう書かれています。「この問題にすでにお金と時間を使っている人たちを見つけた。コミュニティの反応を確認。競合サービスへの不満ポイントを確認。」
この状態が、このコースのゴールです。漠然とした「何かやってみたい」ではなく、証拠の付いたアイデアひとつ。起業でいちばん高くつく失敗は、誰も求めていないものを長く作り続けることですが、このコースはその失敗を、作り始める前に止めてくれます。
そして、いまアイデアがひとつもなくても大丈夫です。このコースは手ぶらで始められるように設計されています。むしろ手ぶらのほうが有利なことも多いのです。愛着がなければ、証拠をより正直に見られますから。
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アイデアは発明ではなく発見
よくある誤解から壊しましょう。良いアイデアは天才のひらめきではなく、具体的な問題から生まれます。ひらめきを待つ人は永遠に始められず、問題を狩る人は今週始められます。
実際の事例の典型的な形はこうです。週末ごとに旅行に行きたいのに犬を預ける先がなく、毎回検索とお願いを繰り返していた人がいました。その人はある日気づきます。「自分みたいな人は、ひとりやふたりじゃないはずだ。」週末ペットシッティングのマーケットプレイスというアイデアは、そうして発明されたのではなく発見されました。
あなたの日常にも、こうした発見が眠っています。このコースの前半は、その発見を体系的に引き出す作業です。
ヒント
アイデアを評価するとき、「これはかっこいい」より「この問題を抱えている人の顔が3人浮かぶ」のほうがずっと強いシグナルです。顔が浮かべば本物の問題です。
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自分の不便リスト
問題を見つける4つの井戸があります。1つ目、今週自分が直接経験した不便。2つ目、仕事や趣味で毎回繰り返される面倒な作業。3つ目、人からよく聞かれたり頼まれたりすること。4つ目、お金を払ってでも誰かに代わってほしいこと。
いまメモ帳を開いて、4つの井戸から10個くみ上げてください。ルールはひとつ、判断しないことです。「これは些細すぎるかな」と思っても、まず書きます。評価はあとの段階の仕事で、いまは量がすべてです。
こう出れば成功
書き終えると、すごいアイデアではなく、地味に見えるリストができあがります。それで正常です。売れる事業の大半が、地味に見える不便から始まりました。
ヒント
スマホのメモ帳に「不便の収集箱」をひとつ作っておきましょう。このコースが終わったあともずっと貯まり続け、その収集箱が一生もののアイデア倉庫になります。
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顧客ひとりを描く
初心者の起業家が最も多くやる失敗は、みんなのためのものを作ることです。みんなのためのものは、結局誰も切実には求めません。だから方向を正反対に取ります。たったひとりの、とても具体的な顧客を描くことから始めるのです。
リストから気になる候補をひとつ選び、その問題を抱えるひとりについて4つを書いてみてください。誰なのか(年齢、職業、状況)、どんな瞬間にこの問題に出会うのか、その問題はなぜ痛いのか、いまはどうやってしのいでいるのか。最後の項目が特に重要です。あなたの本当の競合は他のサービスではなく、顧客がいま使っているExcelとグループチャットと「ただ我慢する」だからです。
こう出れば成功
「こういう人が、この状況で、この問題を抱え、いまはこうしのいでいる」という一文が完成すれば通過です。この文が尖っているほど、あとのすべての決定が楽になります。
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コミュニティで需要を読む
いよいよ机を離れて現場へ行きます。最初の現場はコミュニティです。下の「実際にやってみる」でコミュニティを開き、3つを観察してください。どんなビルドにレビューやコメントが集まっているか、ランキング上位の作品に共通するものは何か、そして「こういうのありませんか」というリクエスト投稿には何が登場するか。
観察の目的は流行を追うことではなく、需要の証拠を集めることです。あなたの候補と関わりのあるテーマに人々が反応しているなら、それが証拠のひとかけらです。反応の温度まで記録しておきましょう。通りすがりの「いいですね」と「どこで使えますか」では重みが違います。
実際にやってみるヒント
コミュニティの検索欄に、あなたの候補の核心の言葉を入れてみてください。関連投稿の量と反応の温度が、数分で需要の最初のスケッチを描いてくれます。
注意
閲覧数がそのまま需要ではありません。見物と購入の間には川が流れています。「私も必要です」「いつ出ますか」のような、行動の混じった反応を証拠として数えてください。
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ファンディングマーケットの実例解剖
2つ目の現場はファンディングマーケットです。ここは反応ではなく、実際のお金が動いた記録がある場所です。下の「実際にやってみる」でファンディングマーケットを開き、支援が集まったキャンペーンをひとつ選んで解剖してみてください。どんな問題に触れているか、最初の画面で何を約束しているか、アーリーバードはどう設計されているか、支援者はどんなコメントを残しているか。
目的は真似ではなく、パターンを読むことです。うまくいくキャンペーンが共有する骨組みを発見できれば、その骨組みにあなたのアイデアを載せられるようになります。
こう出れば成功
3つほど解剖すると、共通の骨組みが見え始めます。明確なひとり、具体的な約束、信じられる理由。この骨組みは、のちにあなたのキャンペーンページでそのまま使うことになります。
実際にやってみる7
競合調査:スタジオに聞いてみる
3つ目の調査は競合です。スタジオにはウェブページやアプリだけでなく、質問というビルドの種類があります。調べたいことを尋ねると、整理された答えを作ってくれる方式です。下の「実際にやってみる」を押すと、例の質問があらかじめ入っています。既存の食事プランサブスクサービスについて、顧客が最も多く不満を言っていることは何かを尋ねる質問です。
そのまま実行してみて、続けてあなたの候補に置き換えてもう一度聞いてみてください。競合サービスの利用者の不満は、起業家にとって金鉱です。不満はそのまま既存製品の隙間であり、隙間はそのままあなたが食い込む場所だからです。
実際にやってみるヒント
競合がいることは悪い知らせではなく、お金を払う市場がすでにあるという証拠です。本当に危険なのは、競合がまったくいないアイデアです。たいていは需要がないからいないのです。
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10個から3個へ
証拠が集まったので、いよいよ絞ります。候補10個に3つの基準を当ててください。1つ目、問題が生々しいか。抱えている人の顔が3人浮かぶか。2つ目、需要の痕跡があるか。コミュニティとファンディングマーケット、競合調査で証拠を見つけたか。3つ目、1か月以内にMVPを作れるか。スタジオで核心の流れひとつを建てられる大きさか。
3つの基準をすべて通過しない候補には線を引きます。普通は10個のうち2〜3個しか生き残らず、それが正常です。生き残った候補がひとつもなければ、井戸に戻ってまたくみ上げればいいのです。この往復は無駄ではなく訓練です。
注意
「もったいなくて消せない」はシグナルではなく罠です。消したアイデアは消えません。不便の収集箱に残しておけば、次の事業の材料になります。いまは、ひとつに集中する力を蓄えるときです。
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ワンページャー:1枚にまとめる
生き残った候補を、1枚の企画書、ワンページャーにします。欄は4つで十分です。問題(誰がどんな瞬間に痛いのか)、顧客(そのひとりは誰なのか)、解決(何を作ってどう解くのか)、収益(お金はどんな方法で入ってくるのか)。
下の「実際にやってみる」を押すと、スタジオに例があらかじめ入っています。週末ペットシッティングのマーケットプレイスのワンページャーを作ってほしい、というプロンプトです。実行して完成したワンページャーの形を目に焼き付け、同じ方法であなたの候補を入れて作ってみてください。
ワンページャーは、人に見せるための書類である前に、自分の考えの穴を見つける道具です。4つの欄のうちどれかがうまく埋まらないなら、その欄こそが次に調査すべき場所です。
こう出れば成功
4つの欄がそれぞれ2〜3文で埋まった1枚ができれば成功です。長いとむしろ失敗です。1枚で説明できない事業は、まだ考えが絞り切れていないのです。
実際にやってみる10
殺すべきアイデアのシグナル
絞る目と同じくらい、捨てる目も重要です。次のシグナルが見えたら、そのアイデアは思い切って手放してあげてください。説明に3文以上必要だ、お金を払う人が誰なのか特定できない、需要の痕跡をいくら探しても見つからない、「人々を教育すれば必要性を感じるはず」という言葉が出てくる。
特に最後のシグナルが危険です。市場を教育して需要を作る仕事は、大企業でも手を焼く仕事です。ひとり起業家は、すでに存在する需要の水路に船を浮かべるべきです。ない水路を掘るのは、次の機会に回しましょう。
注意
アイデアを殺すことは失敗ではなく前進です。検証段階でたたんだアイデアは、数週間を節約してくれたありがたいアイデアです。作ってからたたむより、百倍ましです。
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確認クイズ:証拠を見る目
アイデアを評価するとき、最も信頼できるシグナルはどれでしょうか?
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ミッション:自分のアイデアに丸を
いよいよこのコースのゴールラインです。学んだことを総動員して、あなたのアイデアひとつに丸を付ける時間です。下のミッションをやり遂げて、終わったら「やってみてから開く」で点検基準を確認してください。
急がなくて大丈夫です。今日終わらなければ、明日続きをやればいいのです。大事なのは、証拠なしに丸を付けないこと。その原則ひとつです。
ミッション
不便リストから生き残った候補3つに、3つの基準(顔が3人、需要の痕跡、1か月MVP)を当てて最終のひとつを選んでください。そのひとつで顧客の一文を完成させ、スタジオでワンページャーを作って4つの欄を埋めてください。
やってみてから開く
うまく選べていれば、いまこんな状態のはずです。最終アイデアの顧客の顔が3人以上浮かび、コミュニティやファンディングマーケットや競合調査で得た証拠を一行で言えて、ワンページャーの4つの欄がそれぞれ2〜3文で埋まっています。どれかが空いているなら、その欄が次の調査対象です。たとえば収益の欄で詰まるなら、ファンディングマーケットに戻って、似たキャンペーンが何をどう売っているかをもう一度解剖してみてください。
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フィードバックをもらう
丸を付けたら、今度はひとりだけの確信から出てくる番です。ワンページャーをコミュニティに上げてみてください。そして、その問題を実際に抱えている知人3人に見せてください。反応のひとつひとつが、次の段階の材料になります。
聞き方が重要です。「これ買う?」と聞けば、ほとんどの人はお付き合いで「うん」と答えます。代わりに過去を聞いてください。「いまこの問題、どうやって解決してる?」「最近この問題にお金や時間を使ったことある?」過去の行動は、未来の約束よりずっと正直です。
ヒント
褒め言葉は気持ちよく聞いて、軽く流しましょう。記録すべきは、相手が話した具体的な状況と行動です。「先月もペットシッターを探せなくて旅行をキャンセルした」のような文こそ、本物の宝です。
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証拠を携えて次の駅へ
整理しましょう。あなたは不便リストから出発し、コミュニティとファンディングマーケットと競合調査で証拠を集め、10個をひとつに絞り、ワンページャーを作ってフィードバックまでもらいました。勘ではなく証拠で選んだアイデア。それがこのコースの収穫です。
次のコースは「MVPディープビルド:計画が半分」です。丸を付けたアイデアを、ついに動く製品にします。ワンページャーを必ず持ってきてください。その1枚が、ディープビルドのプロンプトの骨組みになります。
- アイデアは待つものではなく、発見して検証するものです。あなたはいま、その技術を身につけました。
- 丸を付けたアイデアとワンページャーを携えて、次のコースに来てください。今度は作る番です。
- 調査中に気になることが出てきたら、いつでもスタジオの質問ビルドに聞いてください。検索の数時間が数分に縮まります。
スタジオで試す